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今回の記事は、こんな悩みをもったあなた向けです。
この記事では、「大企業についていけなくて自信を失っている人」に向けて次のことが書いてあります。
- 大企業の辛さを乗り越える方法
- 1社目の大企業で感じた辛さ
- 2社目の大企業で感じた辛さ
これからお伝えすることを知ることで、いまは自信を失っていたとしても、少しだけ前を向いて歩めるようになります。
誰もが知る大企業を20代で2社経験し、それぞれで深い挫折を味わったぼくが、大企業の辛さを乗り越える考え方をお伝えします。
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大企業に疲れた僕をすくった「3つの考え方」
名の知れた大企業2社に勤めていたぼくですが、結果として2社とも退職しました。
1社目も、2社目も、仕事が合わずに倒れた経験もあり、正直、苦い思い出のほうが多いですね
ただ、もちろん大企業だからこそ経験できたこともあり、働いていたことに後悔はありません。
一方で、ぼくを苦しめていたのが、まわりの社員の優秀さや、メンタルの強さ。
ひらりヒラリと、難題を軽やかにこなしていく社員とは対象的に、ぼくはカベにぶつかってはつまずき、怪我をし、ぜぇぜぇ言いながら働いていました……
特に2社目の人材紹介会社のスピード感は速く、周りが超ポジティブ集団だったこともあり、かなり肩身の狭い思いをしました。
こうした経験をするなか、なんとか自分の気持ちを立て直そうと色々な本や情報を漁りましたが、なかでも以下3つの方法は、当時のぼくが前を向くうえでかなり効果的でしたね。
- 上を目指すのをやめた
- 資格の勉強を始めた
- 働き方を変えた
【1】上を目指すのをやめた
上を目指すのをやめたら、気持ちがスッと軽くなりました。
「大企業」というブランドは、「テッペンに居続けなければいけない」といったプレッシャーを、知らず知らずのうちに自分に与えていました
さらに、どんなに頑張っても、上には上がいる世界。
特にぼくは1社目はエンタメ会社にいたので、
みたいな、ポジティブ思考&行動力のカタマリみたいな人も多くて。
もちろん出世競争というか、評価をされないとこの先の居場所もない(あの窓際のオジサンになってしまう……)といった焦りもあって、とにかく仕事を真面目にこなそうと自分を追い込んでいましたね。
でも、ふと考えると、いまは色んな生き方をしていい時代。さらに、大企業に居続けることだけが正解ではない時代でもあります
そして出世してお金が増えても、責任感が増えるのは辛いな、という思いに至ったとき、「これ以上、上を目指すのはやめよう」と思いました。
たぶん、大企業の選考を突破するくらいなので、基本的には真面目というか、人並み以上のアクティブさをもってこれまでの生活を送ってきた人が多いと思います。
だからこそ、難関企業にも入れたと思うんですが、でもその勢いのまま、会社でもさらに上を目指そうとするのは、息切れを起こすだけかなと……
なぜなら、周りは同じようなポテンシャルを持った人たちだらけだからですね。
大企業に入るまでが「W杯の予選」なら、入ったあとは「決勝トーナメント」。競合ぞろいのなか、当てもなく上を目指す戦いに巻き込まれるのは、かなりキツイです
もちろん、上位5%を目指すのが燃える人はそのまま頑張ればいいと思います(ぼくも以前はこれを目指してました……)。
でもいまは、「日本人の平均くらいの位置にいれば、まぁいいかな」と、これまでの考えを大きく変えたことで、無駄に消耗せず、気持ちがラクに生きられています。
【2】資格の勉強を始めた
資格の勉強も、当時の落ち込んでいた気持ちを晴らすうえで効果的でした。
1社目でメンタルで倒れたとき、「あぁ、オレの人生は終わったな」と本気で思ったんですよね……
まわりはプレッシャーもあるなかで、平気な顔をして働いている。
一方で、俺は倒れてしまった。
この先が真っ暗だったときに、事務系の部署に異動になりました。
そこで、仕事に活きると思って「簿記2級」を目指しました
そして、なんとか合格点ギリギリで2級を取れたときに、自分のなかに自信が芽生えたんですね。
それは、「中小企業診断士」(コンサルタントの国家資格)を目指したときも同じ。
勉強に集中していたときは、仕事よりも資格、みたいな感じで、良い意味で仕事のミスとかをプライベートに引きずる、みたいなことが減ったんですよね。
もちろんなかには、
と考える人がいるかと思いますし、ぼくもそれは否定しません。
ただ、資格って、それを目指す「過程」にこそ意味があるとぼくは思っています
模試の点数に、勉強の成果があらわれていた。
休みの日に、5時間勉強できた。
こうした「小さな成功体験」が、自分のなかに大きな自信を生むんですよね。
ぼくは資格に取り組むことで自信をつけることができましたが、スポーツに本格的に打ち込むなど、成功体験を積む方法は色々あると思います
ぼくの場合、資格合格は本業へのモチベーションにもつながりました。
自信がないときこそ、仕事以外のやりがいを見つけてみてください。
【3】働き方を変えた
ぼくは2社目を1年間で退職し、そこから派遣として働き始めました。
当時、副業のライターの仕事、あとは業務委託でも仕事を請け負っていたので、「このまま正社員として働くと、これらに割ける時間がない」といった理由もあり、派遣を選択。
あとは、正社員の人間関係とか、「とにかく売上をあげろ!」みたいな号令とかに飽き飽きしていた、という理由もありますが……
いずれにせよ働き方を変えたことで、当然ながら「大企業の仕事についていけない」といったことはなくなって。
大企業にいたときは、
給料が高いのはマスト。知名度があったほうが、何かと得。派遣社員とか契約社員は、自分には関係ない働き方
こんなふうに、本気で思ってました。
でも、大企業を飛び出したいま思うのは、「大企業の正社員」は、あくまで働き方のひとつということ。
もちろん給料とか、福利厚生で恵まれた働き方ではありますが、自分がストレスなく働けるか、といった点はまた別の話
ぼくの場合、派遣社員として与えられた仕事を着実にこなし、副業や業務委託で好きな仕事をしている今の働き方が、かなり自分に合っているな、と感じてます。
転職して中小企業やベンチャーに行くのも手ですし、エリア職みたいな形で転勤のない働き方を目指すのも手だと思います。
今は、働き方を変えられる時代です
場合によっては「働き方」も変えてみることで、大企業の辛さから逃れられます。
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「会社のレベルについていけない……」と1社目で感じた理由
1社目は大手エンタメ会社に勤めていましたが、特に同期や、年の近い先輩はみんな優秀でしたね。
育ちがいい、みたいな点もあるんですが、「オレとは違う世界の人なんだなぁ」と思ったことも少なくありませんでした
具体的な挫折ポイントは、以下の3つです。
- 要領がいい人が多かった
- メンタルが強かった
- コミュ力が高かった
要領がいい人が多かった
ぼくの周りの人たちは、とにかく器用な人が多かったです。
器用貧乏と言われてきたぼくとは、大違い……
仕事のコツをつかむのが上手いというか、上司に可愛がられるのが上手いというか、とにかく自分の仕事をスムーズに進める天才みたいな人が多くて。
泥臭く、すべてを真面目に受けてしまうぼくからすると、そのスマートな身のこなしには憧れの気持ちもありましたね……
※「大企業の社員は頭がいい」は人による
ちなみに、「大企業の社員=頭がいい」みたいな印象を持たれることが多いんですが、これは人によるかな、と。
「頭がいい」の定義が曖昧ではあるものの、学力でいえば、たしかに早慶上智、なかには東大出身者もいました。
でも、仕事で必要なのは、どちらかというと「地頭」のほうなので、頭がよくても仕事で評価されない、という人も当然いるわけで
ぼく自身も、机上の知識と、仕事の知識はまったく別物だなぁ、と実感してますね。
メンタルが強かった
ぼくが見る限り、メンタルが強い人は多かったように思います。
エンタメ企業って、いろんな人と仕事をして、その調整役になることが多いんですね。
なので、かなりストレスがたまる仕事なんですが、その役割をイキイキとこなしてる人が多くて。
上下関係も割としっかりとしている世界なんですが、ミスして怒られても、ケロってしてたり、むしろ歯向かっていたり、みたいな猛者も多かったです……
メンタル弱者のぼくには、絶対に真似できないな……と思って見てましたね(汗)
コミュ力が高かった
コミュニケーション能力にも長けてる人は多かったですね。
正直、ぼくも学生時代まではコミュニケーション力には自信があったんですが、大企業の人でスゴいと思ったのは、相手との距離の「外し方」なんですよね。
たとえば、苦手な上司には適当に相づちを打ったり、あえて嫌な顔をしたり。
かと思えば、必要な場面で相手を立てて、気に入られたり。
見ようによっては、姑息な感じに思えますが、むしろ自分のメンタルを保ったり、仕事を円滑に進めるうえでこうしたコミュニケーション術は欠かせません
その点、誰とでも分け隔てなく接するぼくは、逆に相手のふところに飛び込みすぎてしまい、窮屈な思いをすることも多くて。
相手との間合いの詰め方、だけでなく、「間合いの外し方」までも体得している社員を近くでみて、自分との違いに愕然としたことも多かったです
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転職先の大企業でも「ついていけない」と感じた理由
20代後半で、ぼくは大手の人材紹介会社に「転職コンサルタント」として採用されました。
1社目と変わらず、大企業で働くこととなったわけですが、転職をして大企業に入ったあとも「ついていけないな……」と思ったことがいくつかあって。
具体的には、以下の3つです。
- 上には上がいた
- とにかくタフ
- 自分の意見が強い
上には上がいた
上には、上がいる。
これを本当に目の当たりにしたのは、2社目でしたね。
ある意味、実力主義の世界だった、という点も関係していますが、いつもノルマを大きくクリアする人とか、社会的にも有名な人とかもいて、「ちょっと場違いな場所に来たな」というのはいつも感じてました
中途採用で入ってきた人も多かったんですが、前職でかなり成果をあげてる人も多くて。
「また大企業に入れたぞ!」というぼくの自意識過剰は、すぐに消え去りました……
とにかくタフ
人材紹介会社は忙しいので、それでも耐えられる人が働いているのは分かるんですが、そうはいってもタフな人が多くて。
たとえば、以下のような人もゴロゴロ……。
■3人の小さなこどもがいつつ、フルタイムで働いているママ社員
■資格休みの日にはプロとして試合出場もしつつ、朝から終電近くまで働く先輩
みたいな人も多くて、そのテンションについていけないことも多かったですね。
自分の意見が強い
自分の意見は、とにかく言う。それが上司だろうと、同僚だろうと、相手に悪い印象を与えられたとしても言う。
こうしたスタンスの人は、多かったですね。
あとは、クライアントやお客様に対しても、愚痴というか、「あれはダメ。これは良い」といった、ある意味気持ちいいくらいの物言いをする人が少なくありませんでした
自分の意見を押し殺してしまったり、相手の顔を気にしすぎて当たり障りのないことしか言えないぼくからすると、こうした「人種の違う人たち」と働くなかで、自分の弱みをかなり突きつけられた形となりました……。
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「大企業についていけない」は次のステップへのサイン
- 上を目指すのを辞めると気持ちはラク
- 働き方を変えるのもひとつの手
- 要領の良さと、メンタルの強さが大企業社員の特徴
隣の畑は青く見える、とは良く言われますが、まわりが優秀であればあるほど、自分のなかの自信はどんどんしぼんでいきますよね。
特に大企業社員は、良い意味で「場に適応する力」に長けた人が多いので、要領の良さとか、コミュ力などの点で、自分とのレベルの違いに焦ることもあるかと思います。
でも、それは強豪チームのなかで、自分の苦手なポジションでプレーしてるからこそ、そう感じるだけなのかもしれません
ぼく自身の経験からも、戦うステージを変えたり、自分が熱意をもって取り組めることをしたことで、少しずつですが自信の芽が自分のなかに芽生えていきました。
この記事を読んでくれた方が、自分が落ち込むことのない働き方を選択してくれたら嬉しいです。
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