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この記事では、「大企業から大企業に転職したいと考えている人」に向けて、次のことが書いてあります。
- 大企業への転職でぼくが後悔したこと
- 大企業への転職で失敗しがちなこと
- 大企業を辞める時に必ず考えたいこと
20代で大企業から大企業に転職し、環境が全くあわずに大きな失望を経験したぼくが、大企業への転職で失敗しないコツをお伝えします。
大企業から大企業へ転職して後悔したこと
1社目は、誰もが知る大手企業。でも、成長を実感できず、その会社を飛び出しました。
転職した先は、有名な人材会社。
そこで、キャリアアドバイザーの仕事をしていたんですね。
なかでも、以下の3点は特に後悔しました。
- 雰囲気が全くちがった
- まわりが優秀すぎた
- この先の仕事が限定された
雰囲気が全くちがった
笑顔は作れても、心は泣いているようなメンタル弱者のぼくにとって、その環境は「辛い」の一言。
ただ、まあ大手だし、ベンチャーに転職するわけでもないから、環境はそこまで前職と変わらないだろうな、と甘く考えてしまっていたんですね。
でも、フタを開けてみると、働いている人も、仕事のスピード感も、評価制度まで、何から何までちがう世界。
結果として耐えきれず、倒れてしまいました。
転職を後悔してうつ気味に・・・
はじめは、仕事量とプレッシャーについて行けず、ストレスから帯状疱疹で入院。
復帰後も雰囲気に馴染めず、結果として「適応障害」と診断されてパタリ……。
あのときほど、転職したことを後悔したことはありません。
キャリアアドバイザーとしての夢を抱いて転職したはずが、気づけば部屋のベッドのなか。
まわりが優秀すぎた
大手から大手に転職して、まわりのレベルの高さにも驚きましたね。
ぼくの場合、持ち前の面接強さをなんとか発揮できて入社できましたが、まわりはお世辞抜きに優秀な人ばかり。
特に同期は、業界トップクラスの会社で営業をしていた人だったり、研究職として若くして一線で活躍していた人だったりと、そのスゴさに驚きました。
たしかに、上には上がいることに気づけたのは、転職をしたからこそ感じられたこと。
でも、営業職として、こうした優秀な人たちとノルマを競っていくことを考えると、明るい未来が見えなかったのも事実でした。
この先の仕事が限定された
この先の仕事が限定されたのも、大企業に転職して感じた後悔のひとつですね。
また、中小企業やベンチャーに転職したとしても、社員が少ないため、さまざまな業務をおこなうのが普通です。
一方で大企業に転職して感じたのは、社員が多いので、当然ながら中途入社者は特定の仕事しか期待されていないということ。
ぼくは、20代後半で未経験で営業職に転職しましたが、営業は全くダメ。
転職コンサルタントの仕事は、基本的には「営業」。
このとき、1社目の大企業に留まっていれば、たとえ営業の部署に配属されたとしても、20代後半であれば次の部署に異動できるチャンスがあったかもしれません。
でも大企業への転職の場合、別の部署への転職は、よほどのことがない限り無理。
このまま営業として働いていくのか…… と考えたとき、かなり後悔したことを覚えています。
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大企業への転職で失敗したと感じたこと
転職を考えたとき、ぼくの頭にあったのは「転職すれば何かが変わる!」といった期待だけでした。
しかし、そもそもこの考えが、ぼくの頭から「慎重」の2文字を消し去ってしまっていたんです。
特に、以下の3つに関しては失敗しました。
- 成長を重視しすぎた
- 仕事のデメリットを見てなかった
- ブランドに惹かれてしまった
成長を重視しすぎた
ひとつ目の失敗は、成長を求め過ぎてしまったことです。
1社目は、いわゆる年功序列の会社でした。
このままの環境にいてはダメだと焦り、転職を考えたとき、
ぼくの心にあったのは、とにかく経験を積めて、成長できる環境に入ること。
この経験から気付いたのは、成長は追い求めるものではない、ということ。
たしかに、鍛えられて成長する、というのはその通り。でもそれは、「自分に向いている環境」という条件付きでの話です。
成長だけを求めてしまったぼくは、全く場違いな環境で、まさに息も絶え絶えの日々を送ることになってしまいました。
仕事のデメリットを見てなかった
仕事のデメリットを見てなかったことも、反省点です。
ぼくはキャリアアドバイザーという職に憧れ、転職ではその求人しか見ていませんでした。
そして、以下みたいな「キラキラした面」しか見ていなかったんですね……。
- 人生の大きな決断に携われる
- 企業の成長にも貢献できる
でも、キャリアアドバイザーの本質は「営業職」。
だから、数字を貪欲に追い求めなければいけないんですね。
もちろん上司からのプレッシャーもあり、求職者と企業との間の調整役になることも多々あります。
仕事の良い面しか見えてなかったぼくは、入社後にその本当の辛さに気付き、メンタルが崩壊していきました。
ブランドに惹かれてしまった
ブランドに惹かれてしまったのも、失敗したポイントだと思います。
ぼくは転職活動がうまく行き、人材会社2社から内定をもらいました。
結果として、ぼくは前者を選びました。
年収が高かった、というのもありますが、その時の決め手はネームバリュー。
つまり、有名だからという点で決めたんですね。
具体的には、以下の理由から。
- 次の転職で有利になりそう
- せっかく入れるなら有名の会社がいい
- 親とか周りも知ってる会社だから
特に、3つ目の理由は大きかったですね。
ちなみに1社目の会社は、離職率が5%を切るような会社でした。
つまり、転職することに対して自信がなかったんですよね。。
「知名度の高い会社」という視点だけで会社選びをしてしまったのは、かなり後悔してるよ……
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ちょっと待った!大企業を辞めたい時に必ず考えたいこと
大企業から大企業に移り、結果として辞めることになったぼくですが、 もし、もう1回大企業を目指すとしたら、以下の3点は必ず押さえて転職活動をすると思います。
- 「大企業」のイメージを捨てる
- 仕事内容は「現実」を見ておく
- 求人票を隅から隅まで読み込む
「大企業」のイメージを捨てる
まず、大企業というイメージは取っ払ったほうがいいです。
当然ながら、大企業と呼ばれる会社であっても、その社風や、社員の特徴は千差万別。
ちなみに、大学生の就活だったら、説明会とかインターンとか、OB訪問とかで会社の雰囲気が分かるんですけど、転職はなかなか難しいですよね。
この場合、転職エージェントの担当者に聞いてみるのも手かなと。
その会社の社員か、ってくらい会社のことに詳しいんで、社員の雰囲気はかなり熟知してます。
どの転職エージェントを使うか迷ったら、doda
元・転職コンサルタントのぼくから見ても、dodaは、以下2つがとにかくスゴい。
①担当者のサポートが手厚い
これ超大事!!書類チェックや、面接練習もイヤな顔せずやってくれる
②求人の量がハンパない
受けられる求人が多いので、転職のモチベーションにつながる
実際にdodaを使って転職活動を進めた体験談は、【モヤモヤした心が一気に晴れた】転職エージェントdodaが本当に「神対応」だった体験談のなかでかなり赤裸々に語っています。
仕事内容は「現実」を見ておく
転職するときは、応募しようと考えている仕事の「本当の姿」を見ておくことが欠かせません。
理想と現実とのギャップを知らずに入社すると、転職後に後悔することになります。
たとえば、以下のとおり。
■キャリアアドバイザー
(理想)人から悩みを聴き、解決策を考える仕事
(現実)バリバリの営業職
■システムエンジニア
(理想)パソコンの前でひとりで黙々と作業できる
(現実)忙しく、コミュニケーション力も必要
■商品企画
(理想)アイデアや発想力が必要なクリエイティブな仕事
(現実)社内調整や、トラブル対応の連続
その仕事の「本当の姿」を知って入社するのと、憧れのまま入社するのとでは、後悔の大きさがかなり異なります。
自分の特徴を知るうえで役立つのは、たとえばグッドポイント診断ですね。
自分の強みが、無料で簡単に分かります。
ぼくも、これまで2回転職してきて毎回使ってました。
自分に向いていない仕事をしたくない人は、一度試してみてください。
求人票を隅から隅まで読み込む
転職で後悔しないためには、求人票を読み込むことも大切です。
なぜなら、以下のような「危険ワード」が潜んでいることがあるからです。
■見なし残業制(固定給に残業代を含む賃金制度)
・・・一見すると月給が高く見えるが、残業分を除くと一般的な企業と同水準であることも珍しくない
■社内イベントが多い(表彰式やBBQなど、“強制参加”のイベントなど)
・・・本業の時間が削られる。コミュ障だとつらい
ぼくの場合、残業の多さはある程度覚悟してましたが、前職は残業がなかったこともあり、その多さに愕然としました。
求人票をサラッと一読するのではなく、気になる文字を見つけたら面倒くさくても一度立ち止まって調べてみると、その会社の本当の姿に気づけますよ。
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大企業から転職して後悔するとメンタル崩壊します
- 大企業から大企業への転職はリスクも多い
- イメージだけで会社を選ぶのは危険
- 求人票を読み込むなど対策が必須
大企業にチャレンジするのは、決して否定されるものではありません。
ただ、そこにはリスクが潜んでいるのも事実。
転職で大切なのは、
でっかい企業に入ることでも、
仕事への憧れを叶えることでもありません。
大切なのは、
自分に向いている環境か、
そして自分に向いている仕事かを真剣に考えることです。
この記事を読んだあなたが、後悔なく、次の会社で活躍することを願っています。
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