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こんにちは、しんいちです。
(ちょっと前置きが長くなります……)
2019年を振り返ると、
イチローの引退が話題になりましたよね。
ここで、いきなりですが断言します。
「努力が大切」
と朝礼で言う上司が、
おそらく日本で3000%増えたはず。
そして、
俺も若いときは苦労したけど、努力のおかげで今の地位があるんだよ
と部下に自慢する上司も増えたでしょう。
向上心の塊のような20代男子だったら、
イチローみたいに努力しよう!
と2020年に向けて意欲を燃やしてるはず。
もちろん「努力」の大切さは理解できます。
しかし、
↓
「もっと努力しないと人生詰むぞ」
という脅迫めいたプレッシャーで、
心がチクチク痛むことは多いんですよね。
結論として、
イチローを目指すとメンタルがやられます。
真面目な人ほど、イチローに感化されて
何か行動しなきゃ……と焦ります。
自分の「努力不足」を悲観し、しかも
「もっとイチローみたいに努力しろよ」
と言われると、頑張ろうとしてしまいます。
僕もそうですが、
メンタルが強くない人は、
「他人によく見られよう」と思う事が強い。
そこで努力でカバーしようとするんですが、
それはずっと背伸びしてる状態。
つま先立ちは足元がぐらつきます。
しかも背伸びは疲れます。
ぼくはこれまで上場企業を2社経験して、
2社とも適応障害と診断され休職しました。
なぜ、倒れたのか?
まさに「努力論」を振りかざす上司に
当たってしまったんですね。
しかも社内でデキると言われてる上司ほど、
俺みたいになれという無言の圧力で
追い詰めてきます。
楽観的なひとなら、
はいはい、すごいですね~
と圧力をヒラリとかわすんでしょうが、
根っからの真面目人間たちは、
真正面からぶつかるんです。
で、あっけなく散る……。
僕は20代にして2回休職を経験しましたが、
さすがに気づきました。
メンタルが弱いことは改善しなくていい。
メンタルが弱くても、
マイペースで努力すれば大丈夫なんだと。
ちなみに、ツイッターで上記のような事を
投げたところ、反響がありまして。
・ひとりの時間を意識的につくる
・男だって泣いても大丈夫
・辛くなったら逃げる
・真面目でOK
メンタルが弱い人は心がひろい。
心がひろいと、ぶつかるものが多い。
だから、辛いんだよな。
でも、心の広さはあなたの武器。
努力は否定しません。
でも努力する角度は知っておくべきです。
貪欲に努力できる人は、
90度真上を目指しても倒れないんですね。
まずは真上を目指さないことです。
10度ずつでも上を目指せばいいんです。
あなたがメンタルが折れやすいなら、
以下の2つは覚えておいてください。
・自分のペースで努力し続ける
上司は、ロケットのように上を目指す
若手社員が好きです。
でも、気にするとメンタルやられます。
たとえ5度でも10度であっても上は上です。
真上を目指して背伸びして倒れるより、
自分がムリのない方法で努力しましょう。
そこで(前置きが長くなりましたが…笑)、
僕のようにメンタルで悩む20代男子に向け、
上司から自分を守る方法を紹介します。
「20代男子」のメンタルとの付き合い方
下記の通りです。
2、ひとりの時間を意識的につくる
3、男だって泣いても大丈夫
4、辛くなったら逃げる
5、真面目でOK
それぞれ、解説していきます。
【1】メンタルを鍛えようとしない
自己啓発本や心理学本などは、
メンタルが弱い人は読まない方がいいです。
教科書と現実は、雲泥の差があります。
「それっぽい人間関係構築法」などは、
現実ではうまくいかない事が多いですよね。
しかもメンタルを鍛えようとすると、
自分の「弱さ」に直面することになります。
自分が頼りない存在に思えてくるんですね。
キツイです……。
これだけは言えるんですが、
自分を信頼できなくなると、心は病みます。
自分の弱さを変えよう思うのではなく、
自分の弱さを認めること。
「オレは弱さと生きる」と開き直るのも、
メンタルが弱い人にとって大事な戦略です。
【2】ひとりの時間を意識的につくる
上司とのランチ、接待、同期の結婚式……
仕事だけでもメンタルがすり減ってるのに、
仕事以外でも消耗する事はありませんか?
解決策は、予定を入れすぎないことです。
ぼくもそうですが、
誘いに対してついYESと言ってしまいます。
そこで、あらかじめスケジュールに
この日は何もしないという予定を入れます。
「何もしない」を、するんですね。
「何もしない」と、やりたいことが湧いてくる
ちなみに何もしないでぼーっとしてると、
「やりたいこと」が湧き上がってきます。
そこで一歩立ち止まって、
頭ではなくて心で考えてみます。
すると、本当にやりたい事が出てきます。
(急にスピリチュアルな話ですね……)
「メンタルが弱いひと」は、
頭で考えすぎてパンクしてしまいます。
ちょっと立ち止まって、
深呼吸の1つでもして、
冷静になる時間を意識的に取りましょう。
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【3】男だって泣いても大丈夫
男も、泣いていいんです。
泣いてスッキリするなら、
絶対泣いたほうがいい。
泣くと、少し落ちつくんですよね。
オレ、ちょっと焦ってるかも……?
と混乱してしまうときこそ、
辛ければ泣いたほうがいい。
男だから、女だからとか関係なく、
泣くのは立派なストレス解消法です。
【4】辛くなったら逃げる
「逃げるが勝ち」って、その通りです。
辛くなったら、
その場を一刻でもはやく離れましょう。
世の中で成功している人たちを見ると、
みんな苦手とか辛いことは避けて、
得意だったり好きな場所で戦ってます。
心から好きだと思えるもので戦うと
結果が出やすいのは、当たり前です。
好きなもので生きている人と、
嫌いなもので生きている人の
キョリは、どんどん離れています。
嫌な上司、不毛な人間関係で消耗してると、
幸せから遠ざかるばかりですよ。
「男へのハラスメント」は減っていない
ちょっと固い話をすると、
「20代男子」へのハラスメントって、
改善されてませんよね。
女性社員に対するハラスメントは、
世の中の流れのなかで減ってきてます。
でも男なら大丈夫だろって風潮は、
むしろ悪化しているとすら感じます。
場を白けさせたくなくて
その場はうまく取り繕おうとしますが、
心は冷え切ってますよね。
ハラスメントを平気でする人は、
自分が発する言葉が相手のハートに
ぶっ刺さっていることを知りません。
ハラスメント上司を変えようと思っても、
そうそう簡単に人間は変わりません。
結論、逃げるが勝ち
お世話になったとか、
逃げたと思われるとか、
関係ありません。
自分が居心地がよい場所で働くことを
第一に考えたいですね。
メンタルがズタボロになって、
冷静に考えられなくなっても、
それでも大切なものが会社にあるか、
よく考えてみてください。
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【5】真面目でOK
仕事の手を抜いたりとか、
面白いこと言ってまわりを笑わそうとかは、
真面目な人はやらないほうがいいです。
やってもいいんですが、
確実に不安が襲ってきます。
「手を抜いたことがバレたら・・・」
「ウケてなかったら・・・」
「真面目」は、実は羨ましい才能
と冷やかされても、
才能を認められてると思って、
淡々と作業をすればいいです。
でも今は「WEB編集」っていう、
コツコツ仕事をする事が求められる仕事を
することになったことで、
自分の真面目さを長所だと思えています。
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メンタルが弱い20代男子は、いきなりイチローを目指さない
これが正解だと思います。
20代の男子に対して、
「まだ若いから」という理由だけで、
ムリに挑戦を勧める環境がまだあります。
でも自分に合った努力をしないと
メンタルは簡単に折れます。
ただ、
もう自分を追い込むのはやめませんか?
イチロー引退に水をさすカタチで、
恐縮な記事になりましたが……。
「イチローのように」ではなく、
「自分らしく」努力することが大切です。
イチローも、
ムリして頑張ってきたわけではないはず。
自分のペースで努力を続けられたからこそ、
あそこまで上り詰めたんだと思います。
逆説的ですが、
「イチローを目指さない」ってことも、
イチロー引退から学んだことでした。
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