この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
今回の記事は、こんな悩みをもったあなた向けです。
この記事では、「派遣に興味がある男性」に向けて、次のことが書いてあります。
- ぼくが「派遣」という働き方を選んだ理由
- 男として派遣で働いて感じたメリット
- 男として派遣で働いて感じたデメリット
最後まで読むことで、正社員から男性が派遣で働くことについて、具体的なイメージを持てるようになります。
20代で東証一部上場企業を2社経験し、29歳で「派遣」という働き方を選択したぼくの経験から、「男が派遣で働いて感じたこと」をリアルにお伝えしますね!
スポンサーリンク
29歳男子が派遣を選んだ3つの理由
ぼくが派遣を選んだ理由は、以下の理由からです。
- メンタルが限界だった
- 副業に時間を割きたかった
- Web編集者になりたかった
派遣を選んだ理由【1】メンタルが限界だった
ぼくが派遣を選んだのは、メンタルが限界だったからです。
具体的には、正社員として働くなかで、以下のようなことに耐えられませんでした。
- 人間関係が狭くて、窮屈
- 会社のために無理して頑張らなければいけない
- 向いていない仕事もやらなければいけない
メンタルが弱いのに、表面だけはよく見せられるぼくは、周りから見れば「少しくらい強く言っても、あいつなら大丈夫だろう」といった存在。
そして正社員という働き方は自由もないので、狭いコミュニティのなかで表面的な付き合いをしていかなければいけない……。
同じ関係性に「飽き」がすぐ来てしまうぼくにとって、週5日代わり映えのないメンバーと過ごさなければいけない毎日は、窮屈以外の何物でもありませんでした
結果として、1社目では上司と合わずに適応障害に。
2社目でも、慣れない営業職に疲れたのもあり、ストレスから帯状疱疹で入院。
復帰後1ヶ月でまた倒れ、また適応障害と診断され、休職しました。
縛りが強い『正社員』という働き方は、もうムリだ……
結果として、「正社員」から逃げるようにして「派遣」という選択をしたんですね。
派遣を選んだ理由【2】副業に時間を割きたかった
副業に時間を割くために、派遣を選んだという側面もあります。
2社目で休職中、傷病手当金として給料の3分の2はもらっていましたが、やはりお金の不安は頭から消えませんでした。
そこで目を付けたのが、Webライティング。
何かを書くことがもともと好きだったこと、さらに「ひとりで黙々と作業できる」という点もぼくにはぴったり。
正直、「こんなストレスのない仕事でお金をもらっていいんだろうか」と思ったほどでした
そして調べると、Webライターを副業にして働いている人も多く、Webライティングをメインの仕事として独立している人もいることが分かったんですね。
「これだ!」という直感があった一方で、正社員として働くと残業もあったりで、ライティングに取れる時間がないかもしれない……という不安も。
当時のぼくは、就活生をサポートする仕事(業務委託)を始めていたタイミングでもあったので、本業では勤務時間が明確な仕事を希望していました
その点、勤務時間が基本的には決まっている「派遣」という働き方に魅力を感じたんですね。
派遣を選んだ理由【3】Web編集者になりたかった
ITについて何も知らなかったぼくは、派遣としてWeb編集者を目指しました。
2社目で休職中のぼくは、「将来はフリーとして働きたいなぁ」という気持ちを漠然と持っていました
でも調べると、「フリーランスには、Webマーケティングの知識やスキルが欠かせない」という情報が、実際にフリーランスとして働く多くの人のブログに書かれていたんですね。
そこで、
いま、独立しても失敗する。それなら、Web的なことが学べる環境で働こう
と思ったのが、Webメディアの編集者を目指した理由。
ただ、その当時、ITとかWebの知識がまったくないぼくにとって、正社員としてITベンチャーにいきなり飛び込む勇気もなく……。
当時、転職コンサルタントとして働いていたこともあり、「30歳手前で全く新しい環境、ちがう仕事」に未経験から挑戦するリスクや難しさを実感していました
その点、派遣は、未経験の仕事であっても挑戦しやすいんですね。
そしてぼくは、派遣でWebメディアの編集者として働くことを目指し、縁あった会社で働くことになりました。
スポンサーリンク
29歳男が派遣で働いてみて感じたメリット
29歳で正社員の道をドロップアウトし、派遣の道を選んだぼくですが、1年半が経とうとしている今、派遣を選んで正解だったと思っています。
具体的には、以下の3つのメリットを感じていますね。
- ストレスが激減した
- 仕事の相談相手ができた
- お金の大切さに気付いた
メリット【1】ストレスが激減した
仕事のストレスのほとんどって、人間関係のストレスだと思うんですよね。
このストレスが、派遣になると一気に減りました
特に、以下の3つのストレスが減ったのが大きいです。
- コミュニケーション
- 会議
- 責任
コミュニケーションがない
派遣だと大きな仕事は任されないので、ほかの社員と頻繁にコミュニケーションを交わす機会も少ないんですよね。
さらに、正社員としてはある意味“義務感”で参加しなければいけなかった「忘年会」や「歓送迎会」への参加も自由。
ぼくは、ほとんど参加していません(笑)
参加しなくても、まわりの目線が痛くないのも派遣だからこそです。
会議がない
繰り返しになりますが、派遣の場合、社員のサポート的な仕事がほとんど。
事務的な仕事とか、細々した仕事とか、そういう仕事を派遣がおこなうイメージですね
サポートがメインのため、会議で何かを積極的に決めていく場に参加する必要がありません。
定期的なミーティングはありますが、それも業務の進捗の確認などサラッとしたもの。
狭い部屋に閉じこもって、あーでもない、こーでもない、と話す会議がないのは、「お前はどう思う?」っていうアドリブに極端に弱いぼくにとってはありがたい限りです。
責任がない
「派遣も責任をもって働け」という声ってネットに多いんですけど、そもそも派遣の仕事って、契約書のなかで業務範囲が明確に決まっているんですよね。
つまり、その業務をこなすのが、すでに責任を果たしているということ
もちろん「責任感をもって働きます!」って思うぶんには良いんですが、業務をまじめにこなしていることだけで責任を果たしている、ってことは強く主張したいですね。
まぁ、いずれにせよ、「利益に責任をもて!」「会社の成長に責任をもて」という、ある意味高圧的なプレッシャーから解き放たれたのは、ぼくにとってかなり大きかったです。
スポンサーリンク
メリット【2】仕事の相談相手ができた
仕事の相談相手が近くにできたのも、派遣をやってみて感じたメリットです。
派遣になると、派遣元の会社の担当者(社員)が、勤務や契約のサポートとかをしてくれます。
つまりその担当者が、会社と、自分とのあいだに立ってくれるんです
なので、仕事で困っていることとか、派遣先の上司とかに直接言いにくいことなども、その担当者に言えば解決してくれます。
ちなみに、業務内容や勤務条件の変更に対し、希望がある場合は、まずは派遣元の担当者に相談することが、基本的には決まりとなっているみたいです
正社員だと、上司との関係性は1対1。
言いたいことがあっても、上司の顔色をうかがって、結局は言えないことって多いですよね。
その点、派遣だと、担当者に言えば良いので安心。
ぼくと同じフロアで働く派遣の女性は、休みの相談とか、仕事内容の相談とかを、担当者にかなり注文をつけています(笑)
メリット【3】お金の大切さに気づいた
派遣をしたことで、29歳になってようやくお金の大切さに気づきました。
派遣は、やっぱり正社員と比べると給料が低いです
なので、限られた給料のなかでいかに「やりくり」していくか、考えざるを得ない状況に自然と追い込まれるんですね。
ぼくの場合、一人暮らしを始めたばかりでもあったので、家賃を払ったあとのお金で生活していかなくてはならず、お金についてはかなり勉強しました
ムダな生命保険を解約したり、スマホを格安SIM(今は楽天モバイル)に変えたり。
おかげで、毎月12万円近くを投資信託に回せるようになるなど、資産運用を始めることもできています。
正社員のときは「年収」の多さだけを見ていましたが、大切なのは、税金や控除を引いた後の「課税所得」をいかに下げるか
スポンサーリンク
29歳男が派遣で働いてみて感じたデメリット
コロナで「派遣切り」が騒がれるなど、「派遣=不安定」というイメージは根強いですよね。
正直、企業が人件費を下げるうえで、正社員の給料を上げるより、派遣を採用する傾向が強くなっていることからも、ぼくは「派遣=不安定」というイメージは懐疑的です
実際に働いていても、派遣に対して無慈悲な扱いは受けていません。
ただ、やっぱりデメリットがあるのも事実。
特に以下の3つは、想像以上にデメリットだと感じましたね。
- ボーナスがない
- 仕事がヒマ
- 周りに言いにくい
デメリット【1】ボーナスがない
派遣には、ボーナスがありません。
厳密にはボーナスがある仕事もあるのですが、多くの場合、時給のなかに織り込まれているなど、実質は「ゼロ」に近い扱いを受けています
ぼくは1部上場企業で働いていたので、年に2回、月給の2~3倍のボーナスをもらっていました。
金額にて、年間約100万円以上。
もちろん、ボーナスがなくても生活できるようにしているんですが、旅行とか、趣味とか、そういったまとまったお金を使うときはボーナスをあてにしていたので……。
ぼくは観劇が好きなんですが、一回でチケットが1万円以上するので、回数は減りましたね……
ぼくは、まだ趣味がひとつだけなので何とか大丈夫ですが、
海外旅行が趣味だったり、ツーリングが趣味でバイクの改造にお金をかけたい、といった人の場合は、派遣の「ボーナスなし」はかなりネガティブに働くと思います。
デメリット【2】仕事がヒマ
派遣をやって意外だったのが、仕事がヒマということ。
場合によっては、何もすることがない日もあったり……
派遣は勤務時間がある程度カチッと決まっているので、上司としても、残業しないように仕事を調整してくれているんですよね。
もちろん、オーバーワークじゃないのは嬉しいんですが、「何もやることがない」ってのもまたストレスで。
幸い、ぼくは派遣が週3日勤務なのでまだ大丈夫ですが、一緒に働く派遣の方は週5で仕事がヒマそうなので、ちょっとストレスたまってそうですね。
デメリット【3】周りに言いにくい
「派遣」として働いていることは、家族には話していません。
あとは、大学の友達とかにも話してないですね。
家族や友達と話していると、「なんだかんだ正社員が安心だよね」といった話が出てきたりして、派遣として働いていることが言いにくく。
なので、なんとなく居心地が悪いですね……。
ただ、会社員ではなく、今の会社と「業務委託契約」を結ぶ人が増えていたり、プロジェクトに「スポット」として入るプロ人材が活躍してたりと、正社員以外の働き方がより認められてきている空気感は感じています。
そもそもぼくの家は自営業だったので、家族には話してもいいとは思うんですが。なんとなく言えずにいますね
スポンサーリンク
【まとめ】男性でなぜ派遣社員に?→自由になるため
- 派遣を選んだのは、正社員に疲れたから
- 派遣で働いて、ストレスが激減
- ボーナスはないけど、そのぶん「お金の勉強」をするように
正社員として働いていたころ、正直ぼくは「派遣社員」に対して良い印象をもっていませんでした。
「正社員が当たり前」「正社員になれなかった人が派遣になる」って印象を本気で持っていたんですね
でも、実際に派遣で働いてみて、その考えは180度変わりました。
派遣は、正社員の「下」ではない。
そして派遣は、働き方のひとつ。
仕方なく働くものではなく、ポジティブな目的で働いている人もかなり多い
特に、男で派遣というのは世の中では珍しいらしく、風当たりが弱いとはいえません。
ただ、正社員としての働き方が合っている人もいれば、派遣だからこそイキイキと働ける人がいるのは事実。
「正社員から派遣になるのは、どうしても気が引ける」という男性の方に、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
スポンサーリンク