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- 休職から復帰するけど、戻るのが気まずい……
- 同期とか後輩になんて顔して会えばいいんだろ……
こうした復帰の気まずさを減らすポイントを、実体験から紹介します。
本題に入る前に、ちょっとぼくの話を。
ぼくは新卒で入社した会社と、
転職して入った会社の2社とも、適応障害で休職しました。
1社目は、休職後にもとの会社に戻ったんですね。
ただ、当時は復職に関しての情報がほとんどなかった……。
気まずさを抱えて復帰したことを覚えています。
そこでぼく自身、
「これさえ知ってたら気まずさを感じなくて済んだのになぁ……」
といったことがあるので、
復帰に不安を感じている方の役に立てばと思って、お伝えします。
今回の記事を読んでいただくことで、
会社に戻るときの「いやーな感じ」を減らすことができ、
それによって復帰当日を安心して迎えることができます。
ぜひ、あなたに読んでいただければと思います。
休職からの復帰が気まずいときは、この2つだけ押さえればOK
結論から伝えますね。
以下の2つだけ押さえておくと、休職から復帰するときの気まずさがぐっと減ります。
- まわりの目が恐いのは初日だけ
- 復職の挨拶はほとんどない。あっても、個別
それぞれ、お伝えしますね。
休職から復帰してまわりの目が恐いのは初日だけ
ポイントは、
「復帰の気まずさは自分自身がつくりだしているもの」ということに気づくことです。
ぼくが復帰したときに思ったのが、 「まわりの目が恐いのは初日だけじゃん」ということでした。
【ぼくのケース】休職から復帰した日のこと
ぼくは適応障害の症状が回復し、人事部に異動になっていました。
でも、前の部署の人にエレベーターで会ったらどうしよ……、とか色々考えていたんですね。
休職復帰当日。
誰とも目線を合わせないように、会社のロビーに入りました。
エレベーターのボタンをそっと押しました。
ロビーには、ぼく1人。
「よし、誰もいない」
と思ったのもつかの間、同期がエレベーターから降りてきたんです。
ぼくの姿を見て、一瞬目を丸くした同期。
でも、「おぉ、戻ったのか!またメシでも行こうな」の一言を残し、仕事中で忙しかったのか、同期は去っていきました。
そのあとも、顔見知りの先輩に会社の廊下で会ったりしました。
でも、みんな同じような反応。
「おぉ、戻ったんだね」といった感じです。
「おぉ元気だった?」これ以下でも、以上でもない
ぼく自身、休職から復帰した人を迎える立場になったことがあります。
たとえるなら、同窓会で仲の良かった友だちに久しぶりに会う感覚です。「おぉ、元気だった?」 っていう。なんとなく、分かりますよね?あれ以下でも、以上でもないんです。
ちょっと悲しい気もしますが、これが現実です。
【事実】復帰の気まずさは自分が生み出している
ちょっと当たり前のことを言いますね。
会社で働いている人は、
みんな仕事があって、
家庭があったりして、
復帰する社員について、四六時中考えている人はいません。
唯一考えているとしたら、それは自分自身です。
そう、復帰の気まずさは自分自身がつくり出しているんですね。
繰り返しますが、ほかの社員の反応は「おぉ、元気だった?」。
これ以下でも、以上でもないです。
「復帰の不安は、自分がつくりだしているもの」
これを知っているだけで、気まずさはかなり減らせます。
復職の挨拶はほとんどない。あっても、個別
「復職のときの挨拶が気まずい」と感じている方には、朗報かもしれません。ぼく自身の経験からすると、挨拶はほとんどありませんでした。
ちなみに、ぼくが復職した初日の行動は以下のような感じです。
2、部長に挨拶(無理しないでね~、といった言葉をもらう)
3、個室で、課長から今後の就業計画の説明を受ける
4、席に戻り、パソコンのセッティングをおこなう
5、午前中で帰宅(復職してしばらくは時短勤務のため)
てっきり、
「今日から戻りました!また宜しくお願いします!」
と部署の全員の前で挨拶するのかな、と思っていたんですが、
部長にさらっと挨拶しただけでしたね。
「いつも通り」が休職者を迎え入れる“鉄則”
会社が復職者を迎えるときに意識するのが、「いつも通り」ということです。つまり、復職者にストレスを与えるような状況は極力つくらないんですね。
そのため「全員の前で挨拶をさせる」といったことは、かなりストレスを感じることなのでさせません。
【補足】「菓子折り」より自分のメンタルケアを
ちなみにネットを見ると、
「復職には菓子折りは必要?」といった疑問を感じる方がいるようです。
結論、不要です。
「いつも通り」を意識すべきなのは、復帰する人も一緒です。
「何を買っていけばいいんだろう」
「どのタイミングで渡せばいいかな」
といった心配は、メンタル的に良くありません。
「菓子折り」という‟非日常“のことをしてしまうと、
それだけでストレスを感じてしまうんですね。
菓子折りは復職のマナーでもなんでもないので、準備しなくて大丈夫ですよ。
【必読】復職を考えたときこそ意識すること
復職する前に、以下の2つのアドバイスを人事部や産業医の先生からもらっていますか?
- 意欲が湧いてきたときこそ注意
- 少しでも不安なときは焦らない
「なんか聞いたことある」と思ったあなたに、もう1つ質問です。
「47.1%」
この数字が意味するものが分かりますか?
これは、うつ病になって休職した大企業の社員のうち、
5年以内に再発して休職を再取得した人の割合です(厚生労働省研究班の調査)。
【結論】ムリに復職するのは“リスク”
では、再発を繰り返さないためにはどうすればよいのか?
答えは、ムリに復職をしないことです。
この記事を読んでるあなたは、
おそらく「体調も良くなってきたから、そろそろ復職できるかも!」と思っているかと思います。
そんなときに、水を差すようで申し訳ありません。
でも、復職の前にちょっと待ってほしいんです。
意欲が湧いてきたときこそ注意
「働けるかも!」と意欲が湧いてきたときこそ、注意が必要です。
ぼくも休職しているとき、
調子が良くて、なんかこのまま会社に戻ってもやっていけそうだな~と思ったときがありました。
でも、産業医との定期面談に行くため、会社の最寄り駅まで電車で向かっている途中のことです。
急に心臓がバクバクして、冷や汗がたらーっと流れてきたんですね。
気持ちは「大丈夫」だと思っていたんですが、
カラダはまだ「NG」を出していたんですね。
少しでも不安なときは焦らない
少しでも不安なときは、焦らない。これ、復職するときの鉄則です。
実家で暮らしている人は、「もう元気じゃん」と親から言われているかもしれません。
「彼女は働いているのに……」と引け目を感じている人もいるでしょう。
でも、繰り返します。「焦りは禁物」です。
休職しているあなたは、おそらく少しくらいツライことがあっても我慢して働いてきたんだと思います。
「なんか体の調子がおかしいな……」と思っても、まわりからの目線もあって休みを言い出せなかった人もいるでしょう。
今のあなたは、変わりましたか?
まわりからの声や視線を気にして、復職しなきゃと焦っていませんか?
休職で失敗したくない方へ
失敗する人と、成功する人には、それぞれ特徴があります。
「本当に大丈夫!」と胸を張って言えないときは、ちょっと遠回りしても良いと思います。
今は、復職に向けたサポートをしてくれる団体もたくさんあります。
たとえば、有名なのが「ミラトレ」ですね。
ウッチャンがイメージキャラクターを務める「パーソルグループ」が運営しているサービスです。
具体的には、以下のようなサポートがほぼ無料(条件あり)で受けられます。
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- 仕事を体験しつつ、職場に徐々に慣れていくプログラム(疑似就労体験)
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興味は少しあるけど、
雰囲気が悪かったり、
サポートスタッフの人との相性が悪かったらイヤだな……
と思う人は、無料で見学もできるので行ってみてください。
見学では場所の雰囲気が確認できるだけでなく、
相談や不安なことを相談することもできます。
もちろん、見学して「行かない」という判断をしてOK。
障がいのある方への就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】
これから、また長い仕事人生が待っています。
焦って復職してまた体調を悪くするより、
休める今のうちに、体力と気力を整えておくのも大事なことかなと思います。
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休職からの復帰は気まずいけど、1週間経ったらみんな忘れる
休職からの復帰は、たしかに気まずいです。
でも、気にしているのは自分だけだったりします。
そして復帰して1週間も経てば、会社の人はあなたが休職していたことは忘れているはず。
というか、あんま気にもしてません。
休職から復帰するときは、以下の2つのことを思い出してください。
- まわりの目が恐いのは初日だけ
- 復職の挨拶はほとんどない。あっても、個別
この記事が、復帰の気まずさを少しでも減らす助けになれたのなら幸いです。