今回は、面接の逆質問を何個すればいいか迷っている就活生向けに、逆質問をするべきおすすめの回数をお伝えします。
結論からいうと、逆質問で用意しておく質問数は以下の通りです。
【集団面接】1個
【2次面接】2個
【最終面接】1個
記事のなかでは、逆質問の例も面接ごとに紹介しています!
逆質問で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事のポイント
新卒面接の逆質問はいくつしたほうがいい?
就活の面接でおすすめの逆質問の回数は、以下のとおりです。
【集団面接】1個
【2次面接】2個
【最終面接】1個


ちなみに逆質問は、面接前に考えておくことが”鉄則”です。ほとんどの面接で「最後に質問はありますか?」と聞かれるからです。
そして、しっかりとした準備ができれば評価を上げられます!
では、逆質問について、 面接ごとに詳しく解説します。
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1次面接の逆質問は「2個」

1次面接は、逆質問を「2個」用意しておきましょう。
ちなみに、1次面接が集団面接のときは「1個」だけで大丈夫です。
この先は、1次面接が個人面接だと想定してお話しします。
1次面接の逆質問例
1次面接の逆質問例を紹介します。逆質問で何を質問すればいいか迷ったら、まずは以下のなかから2個ピックアップしましょう。
1次面接の逆質問が「2個」の理由
1次面接の逆質問を「2個」用意すれば良い理由は、 「バランスが良いから」 です。
ぼくは1次面接の面接官をしていたとき、逆質問の回数に関して以下のような印象を抱いていました。

面接官に不信感を与えない、バランスの良い質問数が「2個」なんです。
逆質問で評価されるポイント
逆質問で評価されるポイントは、「面接官ごとに逆質問を変えること」です。


面接は、1次面接から最終面接まで、出てくる面接官の役職や年齢がちがいます。
1次面接は「30代の若手社員」が面接官として出てくることが多いです。
そのため、1次面接の逆質問は若手社員が答えられる質問をすることが大切です。
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集団面接の逆質問は「1個」
集団面接の逆質問は、「1個」だけで大丈夫です。

もし、集団面接が1次面接でおこなわれたら、この記事で紹介している「1次面接の逆質問例」のなかから選びましょう。2次面接、最終面接も同じです。
集団面接の逆質問が「1個」だけでOKな理由
集団面接の逆質問が「1個」だけでOKな理由は、「面接時間が少ないから」です。
集団面接は、学生ひとりに割ける時間が少ないです。そのため面接官は、面接する学生に均等に時間を使って、評価したいと思っています。


集団面接でマイナス評価を受ける学生の特徴は、「ほかの学生の時間を無視して、自分だけが目立とうとする学生」です。
「空気が読めない学生」といった評価を受けないために、集団面接の逆質問は1個だけで大丈夫です。
集団面接のコツは、下の記事が参考になります。
集団面接の逆質問は真っ先に手をあげよう
「なにか質問はありますか?」と集団面接で聞かれたら、真っ先に手を上げることをおすすめします。面接官に意欲が伝わるからですね。
集団面接は、ほかの学生と空気を読み合って、はじめに手を上げるのを遠慮しがちです。
そのなかで、はじめに手を上げる学生は、面接官の印象に強く残ります。

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2次面接の逆質問は「2個」

2次面接は、逆質問を「2個」用意しておきましょう。
ちなみに、3次面接、4次面接があるときも「2個」で大丈夫です。
2次面接の逆質問例
2次面接の逆質問例を紹介します。逆質問で何を質問すればいいか迷ったら、まずは以下のなかから2個ピックアップしましょう。
2次面接の逆質問が「2個」の理由
2次面接の逆質問を「2個」用意すれば良い理由は、「バランスが良いから」です。

1次の個人面接と同じく、2次の面接官も以下のように思っています。
2次面接は、1次面接よりも入社意欲が評価されます。そのため、逆質問が1個だけだと「入社意欲がないのかな」と面接官から疑われてしまいます。
一方で、3個以上すると「多いなぁ……」という印象を与えてしまうことも。
そのため、バランスを取って、「2個」用意しておくのがおすすめです。
2次面接の逆質問で評価されるポイント
2次面接の逆質問で評価されるポイントも、「面接官が答えられる質問をすること」です。
2次面接は、「次長や部長(部下がいる人たち)」が面接官として出てくることが多いです。

ちなみに、「次長・部長」は、会社のなかでは中堅のポジションです。

次長や部長には、部下がいます。
そして、「どうやったら部署のメンバーのモチベーションを上げられるか」「新しく収益源となる事業はあるか?」といったことを常に考えています。


逆質問をするときは、「課題」に沿った質問をすると面接官が答えやすいです。
そのため2次面接では、「部署のこと」に関係する、以下のような質問をすると良いんですね。
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最終面接の逆質問は「1個」

最終面接は、逆質問を「1個」だけ用意しておけば大丈夫です。

最終面接の逆質問例
最終面接の逆質問例を紹介します。逆質問で何を質問すればいいか迷ったら、まずは以下のなかから1個ピックアップしましょう。
最終面接の逆質問が「1個」だけでOKな理由
最終面接の逆質問が「1個」だけで大丈夫な理由は、「面接官が忙しいから」です。
最終面接の面接官は、会社の役員や社長が出てきます。彼らは非常に忙しい日々を過ごしているので、予定をなんとか調整して最終面接の時間を確保しています。
そのため、逆質問を2個以上すると面接時間が長引いてしまう可能性があるんですね。

最後の最後までアピールしたくなり、逆質問を何個もしてしまう学生もいますが、すでに評価が決まっているなかで、忙しい面接官の時間を奪ってまで逆質問をするメリットはありません。
そのため、最終面接は逆質問を1個だけするようにしましょう。
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最終面接の逆質問で評価されるポイント
最終面接の逆質問で評価されるポイントは、「面接官が答えられる質問をすること」です。1次面接、2次面接と同じですね。
最終面接は、「役員」が面接官として出てくることが多いです。
そのため、最終面接の逆質問は、役員が答えられる質問をしましょう!
「役員」は、会社のなかでは上位のポジションです。

最終面接に出てくる役員たちは、「会社を存続させること」が最大の仕事です。
そして、「会社をどうやって大きくするか」「どこの市場で戦うべきか」といったことを、常に考えています。

最終面接では、「役員が常に考えていること」に触れる逆質問をしましょう。なぜなら、面接官が答えやすいからですね。
一方で、「業務で気をつけていることは何ですか?」といった質問はNG です。なぜなら、「業務」をするのは一般社員で、役員は日々のルーティンの業務があるわけではないからです。

最終面接では、役員が答えやすい以下のような質問をしましょう。
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社長の記事を読むのがおすすめ
最終面接の逆質問を考えるときにおすすめなのが、「社長の記事を読むこと」です。
最終面接の逆質問は、「未来に向けて、どんな手を打っておくか」という「課題」に触れた質問をすることが大切です。
そして、社長の記事を読めば、「会社が、いまどんな手を打とうとしているか」がわかります。会社の方向性は、最終的に社長が決めているからですね。
たとえば、ユニクロの柳井社長は、「”新しくて本当にいいと思う服”をユニクロはつくらなければいけない」と言っています。
これを踏まえると、以下のような逆質問をすることができます。
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逆質問ですべきでない質問

逆質問ですべきでない質問を紹介します。具体的には、以下の質問をするのは控えましょう。
それぞれ、「NGの理由」をお伝えします。
NG質問[1] 働き方に関する質問
「福利厚生」や「残業時間」といった働き方については、逆質問では聞かないほうがいいです。
福利厚生を気にする学生に対して、面接官はよい顔をしません。
なぜなら、福利厚生が重要だと思っている学生は、「福利厚生がもっと良い会社があったら転職してしまうのでは……?」といった不安を面接官がもってしまうからです。
逆質問で福利厚生のことを聞いてしまうと、「福利厚生を気にする学生=辞めるリスクがある学生」と面接官が思ってしまうことがあり、採用されにくくなります。
働き方について質問したいときは、内定を取ったあとに


内定をもらっている時点で、企業が学生を評価する段階は終わっています。逆に、内定後は、「学生が企業を評価する立場」になります。
そのため、福利厚生などについて聞いたとしても、マイナス評価になることはほとんどありません。
会社の「リアルな情報」を知りたいときは、「転職会議」や「Open Work」といった、企業の評判を知ることができる口コミサイトを見てみましょう。
これらのサイトのほうが、人事の社員に聞くよりも正確な情報が手に入ることがあります。
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NG質問[2] 研修に関する質問
逆質問では、「研修に関する質問」をすることも避けましょう。面接官に、「受け身の学生」と思われてしまうからです。
「研修を気にする」ということは、「教えてもらいたい」という気持ちが表れていると考えることができます。つまり、「受け身の姿勢で仕事をするのかな?」と面接官から思われてしまう可能性があるんですね。

NG質問[3] ホームページを見ればわかる質問
ホームページを見ればわかることも、逆質問で質問しないようにしましょう。
「会社について研究不足」として、志望度が高くないと思われてしまいます。
たとえば、TOYOTAの新卒採用ページには、職種ごとの「キャリアステップ」が掲載されています。
にもかかわらず、「わたしは生産管理に関心がありますが、入社後に社員の方がどのような仕事をされるのか教えていただけますか?」といった質問をするとNGです。


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逆質問のよくある疑問に答えます!

逆質問について、よくある疑問にお答えします。
ぼくが、就活塾で学生と接するなかでよく質問されることを、6つピックアップしました。気になるところを見てみてください。
Q2、逆質問をするときはメモを取るべき?
Q3、逆質問しなくても通過できる?
Q4、「ほかに質問はありますか?」と聞かれたら?
Q5、自己PRしたほうがいいってウワサも聞くけど……?
Q6、インターン面接の逆質問は何を質問すべき?
Q1、逆質問の時間がないときは?
逆質問の時間がない面接もあります。
この場合、「質問があります」と自分から手を挙げる必要はありません。
面接時間は、明確に決まっています。そのため、聞かれてもいないのに質問しようとすると、面接の時間を長引かせる原因になってしまいます。
場合によっては、「空気が読めない学生」として、マイナス評価を与えられる可能性もあるので気をつけましょう。
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Q2、逆質問をするときはメモを取るべき?
逆質問をするときにメモを取るべきかは、結論からいうと「どちらでも大丈夫」です。
メモを取ることは、メリットがある一方で、デメリットもあるからです。
学生がすべき逆質問は、多くても2個のため、メモを取らなくても頭には残るかと思います。
また、メモを取ると意欲がアピールできることもありますが、正直そこまでアピールにならないです。
面接官は、逆質問までの質問で学生のことを評価し終えていることがほとんどだからですね。

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Q3、逆質問しなくても通過できる?
逆質問しなくても、面接を通過できることはあります。
ただ、逆質問が‟アピールの時間”である以上、逆質問をしないというのは、「自分をPRする大切な時間」を捨ててしまっていることと同じです。
せっかくのアピールチャンスをムダにしないためにも、逆質問は必ず用意しておきましょう。
Q4、「ほかに質問はありますか?」と聞かれたら?
逆質問をして、「ほかに質問はありますか?」と聞かれたら、
「御社のことを深く知ることができましたので、いまのところ質問はございません」と伝えるのがおすすめです。
用意してきた以上の質問を、ムリにする必要はありません。
「ほかにある?」と言われると、「何か質問しなきゃ……」と焦りますが、焦って飛び出た質問は、的を射ていないことが多いものです。

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Q5、自己PRしたほうがいいってウワサも聞くけど……?
逆質問の時間で、自己PRを始める学生もいます。しかし、当たり前ですが、逆質問は、逆質問をする時間です。
自己PRや一発芸など、「ユニークなこと」をするのはやめましょう。
たとえば、ゼミの発表で「質問がありますか?」と聞いて、手を挙げた学生が、「では一発芸をします」って話し始めるのを想像してもらえると、ちょっと場違いなのがわかるかな、と……。
Q6、インターン面接の逆質問は何を質問すればいい?
インターンに参加するために、面接がある会社もあります。この面接の場でも、「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。
インターン面接で逆質問するときは、「2次面接」で紹介した逆質問を意識するのがおすすめです。
インターン面接は個人面接のことが多いため、「2個」用意しておきましょう。
また、インターン面接の面接官は、「次長・部長クラス」の社員が出てくることが多いです。
そのため、「次長・部長クラスの社員」が答えられる質問をするようにしましょう。
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「逆質問」を攻略し、他の就活生に差をつけよう

【集団面接】1個
【2次面接】2個
【最終面接】1個
就活生のときのぼくは、「最後になにかアピールしないと!」と焦って、逆質問の時間で、「長所は~」と話し始めてしまったことがあります……。

「逆質問」を攻略するためには、
「面接ごとに、面接官がちがう」という基本をしっかり押さえておくことが大切です。
今回の記事を参考にしていただき、ほかの就活生に差をつける逆質問をしましょう!
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