集団面接で失敗して、メンタルが萎えていませんか?
今回は、集団面接で緊張してしまう人向けに、誰でもできる「集団面接の通過率をあげる4つのコツ」を紹介します!
4つのコツは、以下です。
1、前の人より短く話す
2、「質問に正しく答えること」だけに集中
3、緊張している学生を見つける
4、あえて2時間前に着く
この記事を書いているぼくは、”メンタル最弱”ながら、倍率500倍の映画会社から内定をもらい、いまでは就活塾の講師をしています。
集団面接が「大の苦手」ながら、
大手企業から内定をもらったコツを、特別に公開します!
この記事を読めば、まわりに学生がいても緊張することなく、自分の力を出せるようになりますよ!
集団面接について、ここまで網羅した記事はないと思うので、不安なときは、ぜひ読み返してみてくださいね。
集団面接が苦手?4つのコツさえ知れば緊張は減る
集団面接が苦手な学生は、いまから紹介する「4つのコツ」を知らないことが多いです。
改めて、4つのコツとは以下です。
1、前の人より短く話す
2、「質問に正しく答えること」だけに集中
3、緊張している学生を見つける
4、あえて2時間前に着く

ぼくは就活塾で大学生を教えていますが、集団面接が苦手な学生は結構います。
一方で、集団面接が苦手な学生は、個人面接は得意だったりします。そして、 2次面接以降は個人面接が多いです。
つまり、1次の集団面接さえ通過できれば、勝ち目はあるんですね!

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【コツ①】前の人より短く話す
集団面接では、「短く話すこと」を必ず意識してください。長く話してしまうと、「空気が読めない学生」として、面接官から低く評価されてしまいます。


集団面接に通過しない学生の特徴のひとつが、「長く話してしまうこと」です。
集団面接は、学生が話せる時間が少ないです。そのため、「アピールしよう!」と意気込んで、話が長くなってしまうことがあります。
一方で、話を聞いている面接官は、 内心はイライラしていることがあります。

いつ終わるかな……ほかの学生の話も聞きたいんだけどな……
結果として、「空気が読めない学生」と判断され、落とされてしまうんですね。

広告会社大手・博報堂に就職した大学の先輩は、

前の学生がメチャクチャ長く話していて、面接官がウンザリしてたから、自分はあえて30秒くらいで話したら、面接官にあとで褒められた
と、言っていました。
「1分で話してください」と言われているのに、1分を超えて話す学生はかなり多いんですね。
でも、そんなときはチャンスです!
自分は1分以内で話せば、面接官はよい印象をもってくれます。
最初の場合は30秒で話す
もし、話す順番が最初の場合は、「30秒」で話すことを意識しましょう。

短く話すことを意識していても、緊張で長く話してしまうので、あえて「30秒」に設定しておくのがおすすめです。
【コツ②】「質問に正しく答えること」だけに集中
集団面接の緊張をなくす2つめのコツは、「質問に正しく答えること」に集中することです。


とくに、まわりに優秀そうな学生がいると、チカラが入って空回りしてしまうことがあります。
ムリにアピールしようとして、質問されてもないことまで答えてしまうんですね。


ぼくは、大手エンタメ会社の1次面接で、パラグライダー部主将と一緒に面接を受けたことがあります。
彼のエピソードは面白く、焦りはじめるぼく……。
そして、「あなたにとって、エンターテインメントとはなんですか?」という質問を面接官からされましたが、気づくと「テニスの話」をしている自分がいたんですね……。
もちろん、その面接は落ちました。
まわりに賢そうな学生がいると、質問されたこと以外のことまで話してしまいがちです。
そのため、「質問されたことに答えることだけ」に集中することは、メチャメチャ大切です。
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【コツ③】緊張している学生を見つける
集団面接で緊張しなくなるコツの3つめは、ほかに緊張している学生を見つけることです。
緊張すると、まわりが見えなくなります。心の余裕がなくなるんですね。
そこで、緊張している学生を見つけるのがおすすめです。

ぼくが就活塾で教えているなかで、ロッテのインターンに合格した学生がいました。
「集団面接が苦手……」とその学生が言っていたので、ぼくは「ほかの学生を観察しよう」とアドバイスしました。当日は、面接官の質問に冷静に答えることができたそうです。

緊張しそうなときは、となりに座っている学生の様子を観察してみてください。

【コツ④】あえて2時間前に着く
集団面接で緊張しなくなる4つめのコツは、面接の2時間前に会場周辺に着くことです。
すこし”荒療法”ですが、 ぼくが内定をもらった映画会社の集団面接で試して、効果があった方法です。

具体的には、会社のまわりをひたすらぐるぐるしたり(笑)、近くのスタバで、面接のシミュレーションをしたりしていました。


集団面接の心の準備は、面接前から始まっています。緊張するのがわかっている場合は、2時間以上前に到着しておくのがおすすめです。
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集団面接が苦手に感じてしまう理由と対策

もともと1人で過ごすのが好きなぼくは、集団面接でほかの学生と一緒に面接をすることを考えるだけで憂鬱でした。笑

でも、「そもそもなんで苦手なのか?」を考えたら、解決策は意外と簡単なことでした。
集団面接が苦手に感じてしまう理由は、以下の3つです。
苦手を克服する解決策を、それぞれ紹介します。

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集団面接が苦手な理由1: まわりの学生が気になってしまう

解決策は、「別のこと」に意識を向けることです。
まわりの学生を意識してしまうのは仕方ないと、逆にあきらめちゃうんですね。そして、別のことに集中すると、まわりの目が気にならなくなります。
30秒で話す練習をする
まずは、短く話すことに集中してください。「質問に対して、的確に答えている学生」として、面接官からの評価も高くなります。
おすすめは、「30秒」です。


たとえば、「成果をあげたことは?」と聞かれたら、次のように答えます。
《理由》もともと法学部に入った理由が、少年法に関心があったからで、調べるなら最高評価を目指してとことん調べようと考えました。
《工夫》具体的には、少年裁判を3回傍聴し、文献では得られないリアルな少年犯罪の実態を知ることができました。裁判所まで足を運んだのは、わたし以外だれもいなく、ゼミの教授からお褒めの言葉をいただくことができました。
これだけでOKです。
このエピソードに、「ゼミに入った理由」とか、「どんな裁判の内容だったのか」といったことを盛り込むと、一気に話が長くなってしまいます。

面接官は、聞きたいことがあれば、質問してくれます。自分から長々と説明して、面接官を退屈させてしまうことだけは避けましょう。
面接官は、よい回答を求めていない
真面目な学生ほど、話が長い傾向があります。
「この経験から身につけた行動力を活かし、御社で活躍していきたいと考えます」といった、”最後の念押し”をしてしまうからです。
そもそも集団面接で、面接官は「よい回答」を求めていません。


「○○力を活かしていきたい」というのは、一見よさそうに見えます。でも、一気に胡散臭く感じてしまうことも確かなんですね。
面接官からすると、ふつうに会話したいだけなのに、「○○力」と言われると一気に壁を感じてしまいます。
面接官は、ESの時点で学生の能力について把握しています。そのため、改めてアピールしなくても大丈夫です。
アピールして話がくどくなるより、聞かれたことだけに答えて、ふつうに話ができる学生、と思われたほうが評価が高まります。
ほかの学生の回答にうなずかなくていい
集団面接で、まわりの学生が気になってしまう学生の多くは、「ほかの学生が話しているときに、相づちを打たなきゃ」と焦っています。
しかし、ほかの学生の回答に、いちいち相づちを打つ必要はありません。


集団面接で緊張してしまう人は、 「話を聞く姿勢も見られている」と考えて、余自分にプレッシャーを与えてしまっています。
そもそも、話を聞く姿勢は見られていませんし、 ほかの学生が話しているあいだに「自分は何を話そうか」と考えるほうが、よっぽど賢いです。
ほかの学生が気になるときは、ほかの学生が話している時間を使って、質問の回答を考えることに集中しましょう。
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集団面接が苦手な理由2:どんな質問をされるかわからなくて不安


実際に、ぼくが集団面接を受けたときの質問、また面接官として質問をしたもののなかで多かったのは、以下の6つです。
②学生時代にがんばったこと
③自己PR
④志望動機
⑤ランダムクエスション
⑥逆質問はありますか?

自己紹介
「はじの方から、1分で自己紹介してください」というのは、ほとんどの集団面接であります。ポイントは、面接官が気になる“フック”を入れることです。
ぼくは、内定した映画会社の集団面接で、以下のような自己紹介をしました。
この自己紹介の”フック”、つまり面接官が気になることは、「商店街で、なんの自営業をしているのか?」ということです。
ぼくは、実家がなにをやっているかをあえて言わず、面接官が気になる言い方をしました。


自己紹介は、面接官に自分のことを気にしてもらうための大切な時間です。
「これを言ったら、面接官は気になるだろうなぁ」と思うことを、盛り込んでみましょう。
学生時代にがんばったこと
学生時代にがんばったことも、鉄板で質問されます。
個人面接でも質問されますが、集団面接では「簡単に」や、「1分ほどで」と時間制限がつくことが多いです。

「簡単に」と言われているのに、長々と話してしまうと、「空気が読めない学生」として低評価を与えられてしまいます。
たとえば、以下のように話します。
《理由》新装開店をして、新しいメンバーが増えたこともあり、以前から働いていたわたしに対する店長の期待に応えようと、率先して新人へレクチャーをしました。
《工夫》具体的には、仕事を覚えたら1ポイント加算し、10ポイントがたまったら店長特製のまかない料理を無料で食べられる特典をつけるなど、楽しみながら覚えられる工夫をしました。結果として、新装開店までに新人教育を終わらせることができ、店長から高い評価をもらうことができました。

自己PR
集団面接では、「自己PRしてください」というのも鉄板です。
何をアピールするか迷ったら、「営業職」としての力があることを話してください。そのために、以下のエピソードを話しましょう。
「営業」は、社外の関係者と会う仕事のため、コミュニケーション能力やプレゼン能力など、社会人にとって大切な能力が求められます。
また、多くの企業で、新入社員の最初の配属は「営業」です。
「 周囲を動かした経験 」を話すことで、「プレゼン能力」をアピールできます。
志望動機
「志望動機」は、集団面接ではあまり聞かれません。ただ、聞かれたときのために準備はしておきましょう。

大切なのは、「自分が、その会社の商品(サービス)に触れて、心動かされた経験」を話すことです。ほかの学生が話さないぶん、差別化できます。
ぼくは、将来的にミュージカルの企画をしたいと考えていたので、以下のように志望動機を話していました。
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ランダムクエスション
「ランダムクエスション」とは、想定外の質問のことを指します。


たとえば、「あなたを、色で表すと?」といった質問をされたとします。
ここで大切なのは、グダグタと話さないことです。適当に、「赤です。まわりの友人から、お前がいると元気をもらえると言われるからです」くらいでOKです。
面接官も、完璧な答えは期待してません。「急なことに対して、動揺しないかなぁ」といったことを見ているに過ぎないんですね。
逆質問
集団面接でも、「なにか質問はありますか?」と聞かれることがあります。
ポイントは、「若手社員が答えられる質問」をすることです。


集団面接は、1次面接でおこなわれることが多いです。そして、1次面接の面接官は、30歳前後の若手社員が担当することが多々あります。
そのため、「御社は、海外展開をする予定はありますか?」といった質問はNGです。

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集団面接が苦手な理由3:マナーがわからなくて失敗しそう

「マナーで恥をかいたらイヤだな……」と思ってしまうのも、 集団面接が苦手に感じる理由のひとつです。
そして実は、面接のマナーは想像以上に重視されています。
事実として、採用担当者の約9割が「集団面接の学生のマナーが気になったことがある」と回答した、というデータもあります。


それぞれ、説明します。
入室マナーは、自分の順番が大切
面接部屋に入室するときのマナーで気をつけたいのは、入室するときの順番です。
列の先頭になったときと、最後になったときは気をつけましょう。
先頭で入室する学生
①ノックを3回する
②「どうぞ」と声が聞こえたら、ドアを開ける
③入室したら、面接官に一礼する
④「どうぞ」と席に案内されたら、席の前に立つ
最後に入室する学生
①入室したら、面接官に一礼する
②お尻を向けずに、両手でドアノブを握って閉める
③席の前に立つ
退室のときも気を脱かない
面接が終わって退室するときも気を抜けません。
入室した順番と逆になるので、入室したときに最後だった人からドアに向かいます。そして、ドアの前で面接官に一礼して、ドアを開けて退室します。
最低限の身だしなみをチェック
身だしなみをチェックすることも、忘れずにしましょう。

ちなみに、何を着ていくかに関しては、個人面接と変わりません。
下記サイトに詳しく書いてあるので、ぜひ参考にしてください。
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そもそも集団面接とは?

そもそも、「なんで個人面接ではなく、集団面接なんだろう?」と気になっている人向けに、集団面接の基本をお伝えします。
集団面接をするのは、採用を効率化するため
集団面接をする理由は、「採用を効率化するため」です。
集団面接にすることで、面接数を減らし、時間の節約をしています。
流れは個人面接と同じ
集団面接の流れは、個人面接とほぼ変わりません。
①入室
②面接官から質問される
③「質問はありますか?」と聞かれる
④退室
時間は約50分で、1人あたり話せるのは約10分
ぼくが経験した集団面接の時間は、平均すると50分でした。ただ、集団面接なので、ひとりの学生が話せる時間は10分前後です。
個人面接と比べて、アピールできる時間は短いですね。
学生3人vs面接官2人が一般的
集団面接の形式は、「学生3人vs面接官2人」が多かったです。
面接官は、「人事部の社員1人+若手社員1人」が一般的です。

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集団面接は「グループディスカッション」ではない


※会社によっては、「集団面接+GD」をあわせて「集団面接」といっている会社もあります。
集団面接は、「グループ面接」「合同面接」ともいわれます。「1次はグループ面接です」とメールがあったら、集団面接だと思って大丈夫です。
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集団面接が苦手だったら、60%の力を出す

改めて、集団面接で緊張をなくすコツは以下の4つです。
1、前の人より短く話す
2、優秀な学生がいるときは「質問に正しく答えること」だけに集中
3、緊張している学生を見つける
4、あえて2時間前に着く
ポイントは、空回らないことです。

ぼくもそうでしたが、集団面接が苦手な学生は、どうしても周りの学生が気になってしまいます。
そして、緊張して、頭が真っ白になって、本来の力が出せず落ちる……を繰り返します。
そこで、おすすめなのが、全力で臨まないことです。

ぜひ、この記事を参考に、“そこそこの力を出して”集団面接を乗り切りましょう!
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